ODICブログ 扇山(大平山)登頂 — 五月の風に吹かれて
4月の野焼きの景色が嘘みたいに、5月の扇山は一気に色づいていました。

登山道に一歩踏み入れた瞬間、若葉の香りがふわっと漂ってきて、胸の奥まで澄んだ空気がすーっと流れ込んでくるんです。 太陽の光を受けて輝く新緑は、思わず目を細めるほど眩しくて、ただ歩いているだけで気持ちが軽くなるようでした。
もちろん、道のりは楽なばかりじゃなくて、息が上がる場面もありました。 でも、ふと立ち止まって見上げると、木々の間からこぼれる光が優しく背中を押してくれるように感じるんですよね。
「もう少し進んでみよう」
そんな前向きな気持ちが自然と湧いてくるのが、この季節の山の不思議な力です。

山頂に着いた瞬間に広がる、あの達成感と爽快感。
吹き抜ける風はひんやりして心地よくて、眼下に広がる緑の海を眺めていると、日々の小さな悩みなんてどこかへ消えていくようでした。


下山の途中でふと気づいたのは、登る前よりも少しだけ前向きになっている自分。 自然の中で過ごす時間って、景色を楽しむだけじゃなくて、心の中まで整えてくれるんだなと改めて感じました。
5月の若葉は、今年も変わらず眩しくて、優しくて、そして力強い。
またこの季節に、あの山に会いに行きたくなります。