ODICブログ 第2回 大分がん早期発見啓発プロジェクト ー OITA Health Action 2026 ー『前立腺がんについて』
9月12日(土)ビーコンプラザにて、医療法人ODIC理事長・友成 健一朗 先生と、
別府湾腎泌尿器病院院長・佐藤 文憲 先生 による合同セミナーを開催しました。
『なぜ』から始めるがん検診

がんは、特別な病気ではなく、 2人に1人が罹患する時代において、誰にとっても身近な存在です。
しかし、実際に診療の現場で耳にするのは、 「もっと早く気づいていれば」 「検診を受けていれば」 という声。
その後悔は、本人だけでなく、家族にも深く残るものです。 友成先生は、そうした現場の声を何度も聞いてきました。 だからこそ、検診を“義務”ではなく、未来の後悔を減らすための選択として捉えてほしいと話しました。
私たちODICが目指すのは、 “受けっぱなしの検診”ではなく、 “意味を理解して選ぶ検診”。
その原点には、 後悔する人を一人でも減らしたい という揺るぎない想いがあります。
がんは身近だからこそ、 正しい知識と適切な選択が、未来の安心につながります。 今回のセミナーが、その一歩となれば嬉しいです。
重要ながんを確実に見つけ、不要な生検を減らす

佐藤先生からは、『前立腺がんの診断と治療』についてお話いただきました。
前立腺がんの診断方法は、従来の前立腺生検(組織検査)は、超音波(エコー)で前立腺を見ながら、 左右“均等に”刺す方法で診断していたが、がんがどこにあるか分からないため「当たれば見つかる、当たらなければ見逃す」リスクがありました。
現在は、診断の中心が MRI に移っています。MRIで前立腺を詳しく撮像すると、 がんの位置・大きさ・悪性度の疑い が事前に分かります。
その情報をもとに行うのが MRI標的生検(ターゲット生検) です。
まさに、 “当てにいく検査”から “狙って刺す検査”へ 診断の精度が大きく進化していると感じました。
検査の精度が上がることで、
より適切な治療につながり、患者さんの負担も減る——
そんな前向きな変化を感じる講演でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
